公開日: 2024/05/06
更新日: 2024/05/07
4月8日、3月24日に行われた「令和5年度第2回自動車整備技能登録試験」の結果が発表され、「3級二輪自動車」合格率の全国平均は83.0%であることが分かった。これに対し、BDSテクニカルスクール受講生の合格率は、平均を大幅に上回る100%を記録。2013年の開校以降、毎年全国平均を上回る実績を残している。
BDSテクニカルスクールでは、“国家試験全員合格”という大きな目標を掲げ、二輪に特化した講習を実施。開校した2013年からの平均合格率は3級が97.6%、2016年から講習を開始した2級が94.8%と、毎年全国平均を大きく上回る実績を記録している(グラフ参照)。
3月に実施された試験には、2023年度上・下期合わせて過去最高となる60人の受講生が受験し、全員が合格。3年連続して合格率100%を記録した。また、全国の合格者220人のうち、3.5人に1人がテクニカルスクール受講生となるなど、整備士不足が深刻な問題となっている二輪業界に対する貢献度は、決して小さくはないものと自負している。
今回実施された3級試験の内容について、講習を担当する井田安彦指導員は、次のように語る。
「今回、間違えている人が多かったのは、問3(バルブ機構)、問6(スクーターバルブ)、問7(インジェクター)、問13(キック始動装置)、問17(フレーム)の5問です。特に、問17は、講習では触れている内容ですが、過去に1度も出題されていなかったため、初めて見る人が多く、間違いやすかったのかなと思います」
テクニカルスクールでは、過去8年分の問題を最低でも1周は解いてもらっている。また、1人ひとりに合わせて作成したパート毎の理解度確認テストを実施。カリキュラム以外にも、講習後の補習や試験対策の勉強会を無料で行っている。そのため、上期(4~9月)に講習を受講し、3月末に実施される試験まで半年空いてしまう、という人でも安心。クラスごとに作成しているグループLINEで定期的に連絡を取り合っているため、分からないことを気軽に質問できたり、試験直前の試験対策勉強会に参加することもできる。
さらに、試験当日、会場まで井田指導員が駆け付けて応援。そして、試験が終わった受講生から問題用紙を見せてもらい、その場で模範解答を作成し、どれくらい点数が取れたかまで確認をしている。このように、講習を実施して終わりではなく、最後の最後まで手厚いフォローを行っているのがテクニカルスクールの特長となっている。
受講生からは講習後のアンケートで、下記のような感想が寄せられている。
「整備的な知識がほぼ無い状態で講習が始まり不安でしたが、分かりやすい講習のおかげで、お客様に対してのご案内も仕組みを理解した上でできるようになりました」
「最初は面倒くさいと思っていたけれども、回数を重ねるごとに内容を理解できたり、他の受講生と関わっていくうちに、自分の中で楽しみな時間になっていきました」
最後に、整備士講習を受講しようか悩んでいる方に対する、井田指導員からのメッセージを紹介する。
「メーカーの政策により、整備士資格を持っていないと次年度の販売店契約ができない、という話が出てきています。そのため、いままで若い受講生が中心でしたが、最近は50~70代のベテラン整備士の方にも受講いただいています。私たちは、受講生1人ひとりの頑張りを全力でサポートします。分からないことがあれば、お気軽にお問い合せ下さい」
2024年度下期3級講習は8月末頃より募集開始予定。受付に関する詳細はテクニカルセンターにお問い合わせ下さい。
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