公開日: 2024/06/25
更新日: 2024/06/26
ハーレーダビッドソンジャパンは6月1日と2日の両日、神奈川県横浜市の山下ふ頭に設営した特設会場で、音楽とモーターサイクルが融合したイベント『BLUE SKY HEAVEN 2024』を開催。横浜は各方面からアクセスしやすい立地にあるため、公共交通機関による来場者が過去最高となるなど、昨年よりも約1500人多い約1万1000人が来場した。
神奈川県横浜市の山下ふ頭周辺エリアといえば、山下公園や中華街、横浜マリンタワー、ちょっと先には赤レンガ倉庫やパシフィコ横浜などのあるみなとみらい21地区がある。年齢性別問わず、日本人だけではなく外国人観光客も楽しんでいる、関東、いや日本でも屈指の観光・デートスポットだ。
その山下ふ頭に設営した特設会場で6月1日(土)と2日(日)の2日間、ハーレーダビッドソンジャパンの主催するバイクイベント『BLUE SKY HEAVEN(ブルースカイヘブン)』が開催された。これまで、ブルースカイヘブンは静岡県にあるサーキット『富士スピードウェイ』で行われてきたが、今回、山下ふ頭特設会場に場所を移し、同イベント通算23回目の開催にして初の『都市型ライフスタイルフェス』として実施された。
ブルースカイヘブンは、『モーターサイクルショー』や『バイクの日』などとは一線を画す、個性的なバイクイベントのひとつだが、何がどう違うのか。HDJ主催のイベントなので、集まるバイクはハーレーダビッドソンが中心というのは当然のこととして、音楽系フェスとバイクイベントが融合したようなイベントなのだ。
初日の6月1日には、メインステージであるブルースカイステージで『RIP SLYME』『CRYSTAL KAY』など人気音楽アーティストたちがライブ。2日目の6月2日には、数百台のハーレーダビッドソンが山下公園通りで、能登半島地震からの復興を支援する『能登復興支援パレード』を実施。このパレードへの参加費用(1台あたり3000円から)と募金は106万5644円にもなり、この全額は能登復興支援として寄付される(寄付先については後日、ブルースカイヘブン公式WEBサイトなどでアナウンスされる予定)。
ライブやパレード以外でも会場では、2024年モデルなどのハーレーダビッドソンに試乗できる『TEST RIDE』、速さではなく基準タイム通りにコースを走れるかを競う『バトルトラックス・アルティメイト』、バイクパフォーマンスチーム『DARKEST CODE』によるスタントショー、日本各地のハンバーガーを食べ比べできる『ハンバーガーフェス』をはじめとしたフードエリア、アメリカンカジュアルファッションや選りすぐりの雑貨が集められたショッピングエリアなどを展開。出店ゾーンに並んだブースは全部で100以上にもなる。音楽、バイク、フード、ファッションに至るまで、様々な要素で構成されたイベントがブルースカイヘブンだ。
さて、モーターサイクルショーなどとは一線を画すイベントであることは前述したが、来場者からもそれを感じることができた。会場を訪れる男性のヒゲ率と長髪率が、とにかく高いのだ。ワイルド系の人たちが多かった(もちろん、態度や振る舞いまでもがワイルドなのではなく、そこはキチンとジェントルだったが)。そういった意味でも、他のバイクイベントとはひと味もふた味も違っていた。
今回は会場が山下ふ頭で、横浜が日本でも屈指の観光・デートスポットであり、日本各地からアクセスしやすいことから、電車やバスなど公共交通機関での来場者数が過去最高となった。そのこともあってか、家族連れやライブに出演するアーティストのファンとおぼしき人たちも多く、2日間の総来場者数は2023年の開催よりも約1500人増の約1万1000人。
バイクファン、ハーレーダビッドソンオーナーを中心のターゲットとしてハーレーダビッドソンの世界観を大切にしながらも、バイク以外の要素もイベントに加え、誰が来ても楽しめるイベントとなっていた。
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