ヤマハイベント業界トピック

【感覚拡張HMI】死角にあるモノを音で感じる、ヤマハの後方認知支援デバイス

公開日: 2024/06/25

更新日: 2024/08/06

例えば暗闇の中、ガサガサ、ゴソゴソと音がしたとする。そうすると目に見えていなくても、音だけで「どの方向から音がしたのか」「距離はどれくらい離れているのか」は、だいたい見当がつくもの。

この感覚を技術に落とし込んだのが、ヤマハの後方認知支援デバイス『感覚拡張HMI(ヒューマン・マシン・インターフェース)』だ。

具体的に言えば、ヘルメットの後ろにスピーカーを配置し、後方の死角から近づく車両があった場合、目で確認しなくてもスピーカーからの音で、後続車の方向や距離など位置情報を知らせるというもの。後続車が遠い時には、音はヘルメットの高い位置(耳の高さ)から聞こえてくるが、近づくに連れて音の位置が耳の高さから下にさがる。

この感覚拡張HMIはヤマハとカリフォルニア工科大学の共同研究によって生まれた特許技術。この技術が初出展されたのは、5月22日から24日まで神奈川県横浜市のパシフィコ横浜で開催された『人とくるまのテクノロジー展2024YOKOHAMA』。

同イベントでは感覚拡張HMIのほか、ライダーに装着したベルト型センサーで心電データを計測し、リラックス状態や緊張状態などライダーの感情を推定してスマートフォンに表示するアプリ『感情線リングアプリ』。駆動力と操舵力の制御で低速走行時の車両姿勢を安定化させる『AMSAS(アドバンスド・モーターサイクル・スタビリティ・アシスト・システム)』の搭載された電動スクーター『ELOVE(イーラブ)』なども出展された。

この『人とくるまのテクノロジー展』は、横浜会場での開催(5月22日から24日)とオンライン開催(5月15日から6月5日)はすでに終了しているが、7月17日から19日まで愛知県常滑市の愛知国際展示場で『人とくるまのテクノロジー展2024NAGOYA』が開催される。会場では後方認知支援デバイスの研究試作品によるデモンストレーションと解説が行われるほか、シミュレーターで体験することもできる。

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