自工会ビジネス

メディアミーティング開催! 8月の『バイクの日』概要などを発表

公開日: 2024/07/25

更新日: 2024/07/29

自工会二輪車委員会は6月27日、『第10回 自工会 二輪車委員会メディアミーティング』を開催した。今回は、いつもの東京都港区にある日本自動車会館ではなく台東区にあるライダーズカフェ『Ortiga』での開催。今回のテーマ『あなたを虜にするバイクの魅力とは?』に関する意見交換や、8月19日に開催される『バイクの日』の概要などが発表された。

バイク好き以外も集まる秋葉原で、今年も8月19日に『バイクの日』を開催

バイク好き以外も集まる秋葉原で、今年も8月19日に『バイクの日』を開催
バイク好き以外も集まる秋葉原で、今年も8月19日に『バイクの日』を開催

SNSを見ていると「今日はどこどこのライダーズカフェに行ってきました」などの投稿をたびたび目にする。日本には100を超えるライダーズカフェがあるとのことで、それぞれがバイク乗りたちの憩いの場となっている。そんなライダーズカフェのひとつ、東京都台東区の『Ortiga(オルティガ)』で6月27日、自工会が報道関係者らを招いて『第10回自工会 二輪車委員会メディアミーティング』を開催した。

テーマは『あなたを虜にするバイクの魅力とは?』だったが、報道関係者との意見交換をする前に、1989年から続く『バイクの日』の開催概要などが発表された。

今年のバイクの日イベント『8月19日はバイクの日 HAVE A BIKE DAY』の開催日は8月19日の月曜日。開催時間は12時から17時。場所は昨年と同じ、東京都千代田区の複合ビル『秋葉原UDX』の2階にある多目的イベントスペース『アキバ・スクエア』。雨天決行だが、荒天によりイベントが中止になる場合は、特設WEBサイトや自工会公式XX旧ツイッター)でアナウンスされる。

(左から)声優の難波祐香さん、自工会二輪車委員会・日髙祥博委員長、Ortigaオーナー・田中貞明さん
(左から)声優の難波祐香さん、自工会二輪車委員会・日髙祥博委員長、Ortigaオーナー・田中貞明さん

主なプログラムは、国内4メーカーの最新モデルやレースマシンなどが展示される『バイク車両展示』、警視庁クイーンスターズによる交通安全啓発ステージやゲストトークショーが行われる『ステージイベント』、地方自治体によるPR展示やステージの『バイク応援自治体紹介』などが予定されている。メインMCは梅本まどかさん、ゲストは今回のメディアミーティングでもゲストとして参加した難波祐香さんをはじめとしたバイク関連の著名人などとなっている。

昨年もそうだったが、場所が秋葉原なのでバイクユーザーやファンのみならず、秋葉原を訪れたバイクに興味のない人たちにもバイクを訴求することができる。バイク関連イベントをバイクの好きな人たちだけが集まる場所でやっていても、裾野は広がらない。昨年、たまたま会場前を通り掛かった学生やサラリーマンが、足を止めイベントの様子を確認するシーンも何度となく散見された。それでどれだけのバイクユーザーやファンが増えたかというのは不明だが、少しでも興味を持ってもらう、まずはそこが大切だ。

バイクに乗る理由は何でもいい。重要なのはバイクのメリットに『気づいてもらう』こと

バイクに乗る理由は何でもいい。重要なのはバイクのメリットに『気づいてもらう』こと
バイクに乗る理由は何でもいい。重要なのはバイクのメリットに『気づいてもらう』こと

メディアミーティング後半は、テーマである『あなたを虜にするバイクの魅力とは?』の意見交換。基本的なデータとして、大阪や東京のモーターサイクルショー来場者アンケートの集計結果や『あなたを虜にするバイクの魅力とは?』に寄せられた回答が発表された。

回答を見てみると『カッコいい』『気持ち良い』『ストレス発散』『四季を感じる』などの言葉が並び、ライダーにとってバイクは単なる移動の道具ではないということがうかがえる。何年も前から散々言われてきたことだが、『モノ消費』から『コト消費』『トキ消費』への変化を改めて実感する。報道関係者からの意見としては「自転車の延長。遠くに行けるツール」「公共交通機関との混合で考えている。駅までバイクで行ってそこから電車とか」など、モーターサイクルショーとは方向の違う言葉も聞かれた。

当然のことながら、バイクに感じる魅力は一様である必要はない。それぞれがそれぞれの理由で乗る。それでいい。要は、バイクに『乗る理由』を見つけられること。『気づき』がポイントになる。「こんなことに使うと楽しい」「こんな時に使うと便利」などなど、どんなことが理由でもバイクという乗り物のメリットに『気づいてもらう』ことが重要なのだ。直近の例を挙げると、コロナ禍の中、『三密を避けられる乗り物』としてバイクに気づく人が増え、需要が伸びた。

そして、それはユーザー自身が気づかなければいけないことではなく、例えば販売店からの提案で気づくこともあるはず。そのようなことを改めて考えさせてくれたメディアミーティングだった。

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