公開日: 2022/11/29
更新日: 2022/12/01
東京都は10月25日、西新宿にある公社駐車場「西新宿第四駐車場」で『EVバイクバッテリーシェアサービス開始式』を開催。同日よりサービスを開始した。
東京都は、CO2を排出しない環境先進都市「ゼロエミッション東京」の実現に向け、都内で新車販売されるバイクを2035年までに100%非ガソリン化することを目指している。今回のサービス開始も、その一環。
バッテリー交換機は、二輪4メーカーとENEOSホールディングスの共同出資により設立した「Gachaco(ガチャコ)」が設置した。今年度中には文京区や豊島区、北区など城北エリアを中心に18台を設置し、来年度までには計70台にまで設置台数を増やす計画。月額料金は、ひと月あたりのバッテリー使用量に応じて変動するが、5000円程度。24時間いつでも利用できる。
東京都の小池都知事は今回のバッテリーシェアサービスの開始について、次のように語った。
「シェアサービスを支援することで、バッテリー交換機の普及に繋げていく。また、メンテナンス等ができる二輪販売店とも連携し、EVバイクの普及に弾みをつけ、ゼロエミッション東京の実現を目指す。EVバイクの乗り手と売り手、そして、エネルギー提供会社が三位一体となっていくことが、バイクのEV化を後押しすることに繋がると思う」
このメンテナンス等を担うのがAJ東京。これについて野間健児理事長は、
「今回、東京都とは、EVバイクの普及促進に向けた協定を締結しました。AJ東京は今後、組合員にEVバイクの基礎知識等を学んで頂くため、EVバイクやバッテリーに精通した外部講師による説明会などを行っていく予定です。我々は、EVバイクの販売だけでなく、アフターサービスまでキチンと行うことができる販売店を目指していきます」
と抱負を語った。
使用方法は、まずICキーをかざして認証を行い、空スロットに残量の減ったバッテリーを返却。その後、取り出し可能なスロットが光るため、そこから満充電のバッテリーを取り出し、バイクにセットする。
バッテリー交換機のスロットは12個あるが、返却前に充電済みのバッテリーを先に取り出すことができないため、同機にはバッテリーが10個のみ搭載されている。
人気記事ランキング